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見た夢の書き起こし 鼻


ある日道に迷った三蔵一行の前に切れ長ぱっちり目のイケメンが現れ話しかけてきます。しかし鼻だけを覆うマスクをしています。


「ヤァどう俺ってイケメンだろ。村でもモテモテでさぁ。でも実はある日から俺の鼻は病気になってしまってほら、この通り鼻が捲れ上がってズレて膿んでひどいもんさ。それから村でも好青年で人気者だったのに俺も元気を失くし人も気味悪がって遠ざかっていって、あぁおれって顔だけでちやほやされてたんだなってむなしくなって飛び出してきちまった」


こっそり村に行き聞き取るところには村の女の子たちの評判を見るとまだそこまで悪いようには見えませんでした。そこで悟空たちは「卑屈になると余計性格ひん曲がって嫌われちまうぜ! 今まで通りに過ごして鼻が変わったってけんちゃんだと見せてやるんだ!」と言って励ましました。


そうしてけんちゃんは励みますが、最初のうちは良くても結果は裏でヒソヒソ話の逆効果に、こんだけメンタル強いなら何言ったって平気だろと思われるようになりました。


「ちくしょうおれの鼻が治りさえすれば……! 治りさえすれば……!!」


そこに悪女の薬屋がやってきます。


「あらじゃあこれを塗ればいいわ大丈夫すぐ治るインキュバスの睾丸をすりつぶして作った物だから副作用は知らないけれど」


青年は喜んで使いました。

しかし段々態度が傲慢になっていき女の子に強引に迫るようになります。


「ほんとはいけめんのおれにずっとこうされたかったんだろ?」


昔からけんちゃんのことをよく見ていた幼馴染の女の子にそう迫って平手打ちされたのです。

激昂したけんちゃんは妖怪に変じてしまい、村で暴れて人々を殺してまわり絶望していました。


「ひぃ化け物!」


けんちゃんの鼻は治っているように見えていただけで治っていませんでした。再び鼻が醜く捲れ上がって膿んできたのです。

狂乱するけんちゃんを三蔵一行が倒します。

村の人々は感謝しますが幼馴染は泣き叫びます。


「どうしてこんなことになったのよ! わたしたちのけんちゃんを返してよ! この人殺し!」


後味の悪いまま一行は村を後にするのでした。





=====

しっかりオチまで付いてもうこれから全部夢が書いてくれないかな

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