見た夢の書き起こし 宇宙漂流
- kyaurope
- 2024年9月28日
- 読了時間: 3分
今日の宇宙航行日記
ロケットに乗っていた我々は、今日は未確認の星に墜落した。
痕跡から、どうやら過去他の何機かもここに墜落していたらしい。
この星の一般的な無数の虫に出喰わすが、
あまりに気色悪い。何とか食べ物はないものか。
この星の原住民と思しき生物に発見される。
槍を持ち我々に向けてきた。
しかし喋る言語は極めて我々に似ている。
どうにか友好的関係を築こうとするが、
どうやら彼ら曰く、
過去不時着した人物らは彼らを奴隷のように扱い、
家畜のように食したため、
怒り狂ってある日その人物を祭壇に放り殺したらしい。
侵略者に息子を殺されたというオスらしき人物に追いかけられたので必死に逃げて身を隠した。
交流は絶望的かもしれない。
そう思っていたとき、
怪我をしている彼らの小さな同族がこちらに擦り寄ってきて、口を開けて怪我を見せてきた。
どうやら過去の不時着者らは、医者もやっていたらしい。
救急医療セットならある。
噛んだ獲物の歯が突き刺さって抜けて大きな穴になってしまっていた。
麻酔を効かせ我慢させて縫ってやったところ、腕に巻き付くようにして懐いてきた。
なるほど、原住民らとはこうしたテクノロジー差で交流してきたらしい。希望が見えてきた。
頭を撫でてやり交流を深めていたところ、
先とは別の男がやってきた。
小さな彼を抱き抱えつつ、
話し合おう、我々の祖先がしてきたことは謝る。
謝って許されるものではないだろう。
だからこそ友好的関係を築き、関係を修復したいと申し出る。
そんなもの信じられるかと。当然の反応だ。
しかし我々は諦めずに語りかけた。
怪我をして困っているものなどはいないかと。
すると困惑したように、しかし確かに我々の医療技術を認めているのか、集落の怪我人を教えてくれた。
彼に見張られながらその怪我人の元に向かい、できる限りの処置をして、ゆっくりとではあるが立てるようになった。
これを見てもう少し様子を見ることに決めたのか不明だが、今度は違う場所に案内された。
畑だ。
地を耕し農業を営んでいる区画がある。
過去の不時着者たちからの知恵だという。
それを彼らの死後も行い、食い繋ぎ続けているのだ。
私らも喜んでそれに加わった。
無口で、最初は訝しげに見ていた畑の男も、
段々とても協力的になってきた。
互いに隣の畑同士も手伝うようになった。
我々は確かに笑い合い、手を取り合うことができた。未来は明るい。
そこに、先の男がやってきた。
息子を無惨に食いちぎられ殺されたという彼だ。
怒り心頭。我々は改めて対話を試みた。
彼は確かに服を着ていた。
その服だって、きっと我々の祖先が教えたものじゃないかと指摘した。
するとこれは彼らの村の女たちが作ったと怒鳴った。
しかし農業の彼が、その機械を作りやり方を教えたのは確かに我らの祖先だと支持してくれた。
この過酷な環境で、我々は手を取り合うべきだ。
そう真摯に語りかけ続けた。
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