
―HISTORY
Episode5
守護輝士団の化粧事情!
メリル「ピュイちゃんピュイちゃん……つめきり知らない……?」
ピュイ「あぇ? なんかどっかそのへんにないー? あ、あったこれだ、はい!」
メリル「あ、ありがと、あとあのね、なんか、アイラインうまく引けないんだけど……どうしたらいいの……?」
ピュイ「あ~、慣れるしかない!(笑)」
メリル「な、慣れるしかないかなぁっ!?」
ピュイ「まーねぇー! あーでもあれよ慎重になりすぎると死ぬからこんなもんでいっかーっつって、
すっ、って、すすーって、引くのよ! あとは手首を頬に付けて頬杖みたくするとちったあ震えない!」
メリル「……! おおー、こんどやってみるっ!」
メリル「あーあとあとっ、なんか、アイシャドウ? って……なんか目だけ黒い気がしちゃう? みたいな……」
ピュイ「……あんた白すぎ伝説。マジぶん殴り案件。
見慣れれば平気だと思うけどまぁわかったわよいいわよそれならまた一緒に見に行こ」
メリル「あうぅ……! わぁい……!」
リンク「ごめん……、急に掃除したくなってしたらお前の部屋からメイク道具出てきたんだけど……お前……いつ彼女作ったんだ」
マルス「え? いや……それは僕のだね」
リンク「え? ……なんだって?」
マルス「僕の」
リンク「えっ」
マルス「僕の。」
リンク「えっ……お前化粧してるの?」
マルス「まぁ、うん」
リンク「あー、女装?」
マルス「違うよ」
リンク「お前が化粧してるところ見たことないんだけど……」
マルス「それは……僕が君より早く起きて遅く寝てるからだよ」
リンク「えっ」
マルス「まずこれが下地で、これがコンシーラーで、これは……」
リンク「何故そんなこと」
マルス「君は何もしなくてもイケメンでいいなぁ!?」(化粧台ドン
リンク「な、なるほどな、いいなー、じゃあ俺もお化粧すれば超絶イケメンになるかもしれないのか……」
マルス「やる?」
リンク「えっ……あら……一度だけなら……やってみたい……かも……」
マルス「じゃあ買い出しからだね」
リンク「えへへ」
マルス(あ、真面目にやったら段々クロラ君の方に似てきそうだな……)
マルス「やっぱりやめない?」
リンク「えっ……」