
―HISTORY
Episode5
沼男討論のその後!
マルス(僕が"これ"(頬杖していて人差し指で頬を叩きながら)と同じ名前を名乗ってるのは、なり替わるためだ。
……でも、僕は僕だとは思うから、これじゃないかもしれない。う~ん……。改名しようかな?)
リンク「ふわあ~……。マルスは相変わらず早いなぁ……(寝起き」
マルス「君が遅いんだ、おはよう」
マルス(べつに、もうなり替わる必要もないしなぁ。これ以上はこれに悪いだろうか?)
マルス「ねえねえ、リンク。僕の名前ってなんだと思う?」
リンク「は? ……おはようマルス」(ミルクあっためながら
マルス「うん。おはよう」
リンク「……??? なんで?」
マルス「いや。昨日の話さ?」
リンク「あ~。どうだった?」
マルス「たのしかった」
リンク「お~。良かったじゃん」
マルス「うん。」
リンク「………………………………。で?」
マルス「え。名前……マルスって、僕の名前じゃないだろ? 改名した方がいいかなって、ふと、ね」
リンク「えー……? じゃあ他になんて呼べばいいんだよ。俺はお前しか知らないぞ」
マルス「……確かに……」
リンク「お前、マルスって名前じゃないの?」
マルス「僕はそのつもりだったけど、もしかしたら、マルス2号って改めた方がいいのかもしれないと思って」
リンク「は?????」
マルス「マルス2号」
リンク「……長いなぁ。却下。あのな? 名前なんて、呼びやすくて、誰か判別つけばなんだっていいんだよ」
マルス「……確かに……」
マルス「じゃあさ? 朝から吹っかけて悪いんだけれど、君はスワンプマンをどう思う?」
リンク「……。(着席してミルクを啜ろうとしてまだ熱いから置く)
……どうでもいい」
マルス「えっ」
リンク「正確には、どうでもよくなってきた。」
リンク「俺は、大量の別人が同居しているとも言えるし、何度も人生を歩んできてここにいるとも言える。
どっちも思うことがある。正直、気持ちわるい。
……でも、マルスや、皆がいて、"俺"のことを呼んでくれるなら、
とりあえず頼みは聞いてやれるしそれでいいんじゃないかって」
マルス「……落ち着いたんだね?」
リンク「いや? 考え始めたらまた堂々巡りだし、
悩み抜いてるうちにちょっと腹が減ってきてどうでもよくなってきたとか、そんな感じだな。
スワンプマンも周りもそうやって悩むのが大事で、結局本当にそいつが何者かなんてどうだっていいのかもしれないぞ」
マルス「……なんだろう、目的論?」
リンク「あー。そうかもしれないな。
俺は未だに生きてる意味とか求めちゃうからなー。
何者なのか、より、何がやれるのか、の方が重要で、立ち位置が同じならおよそ同一人物でいいんじゃね?」
マルス「そうか……。じゃあ、僕はおよそマルスなんだね」
リンク「俺はそう思うね。およそマルスティッシュとってくれ」
マルス「はい」
リンク「ありがとう。マルス」