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―HISTORY

Episode4 A.P.241
​とある守護輝士団の御茶会議

 

 

 

 

  ユヅキは、ぱっと深く深く奇妙で苦い夢から覚める。

 

「頬を伝う汗、気分が良いとはとても言えないな」

​ ずっとシオンとシャオが創りあげた名作が頭の中エンドレスループ再生。

「おや」

 心配しないで誰よりも優しいリンクさん。

「大丈夫だよ、もう誰もかれも傷つけたりだなんてねしないから」

 

 角砂糖3つカップに投げ入れくるくる廻す。

 安心した、世界は、今日も廻ってる。

 僕

 ケーキも大好き、あなたも大好き。

 金のキーで時間を叩けば

 歴史と過去の過ちへトリップ!

 僕の事嫌いになった? って聞いたら

 頭撫でられた とある守護輝士団の御茶会議。

 そっと年季の入ったオラクルチェアに腰掛ける。
 まだ背丈が足りないみたいで、

「地につかない足、気分が良いとはとても言えないな」

 
 ずっとシオンとルーサーが創りあげた名作がモニターの中エンドレスループ再生。

「おや」

 心配してくれるの反抗モードのクロラさん。

「大丈夫だよ、もう誰も彼も陥れたりだなんてしないから」

 角砂糖4つカップに投げ入れくるくる廻す。
 安心した、世界は、今日も廻ってる。

 僕

 ケーキも大好き、あなたも大好き。
 金のフォークカチカチと鳴らせば絡繰
 片目割れた人形とシャルウィーダンス!
 僕の事嫌いになった? って聞いたら
 鼻で笑われた とある守護輝士団の御茶会議。

「おや」

 心配いらないよ清く正しいピュイさん。

「大丈夫だよ、もう誰も彼も恨んだり呪ったりしないから」

 角砂糖5つカップに投げ入れくるくる廻す。
 安心した、世界は、今日も廻ってる。

 僕

 ケーキも大好き、あなたも大好き。
 金のナイフをふわり翳せば無重力
 銀河連れて散って撒いてユニバースリープ!
 僕の事嫌いになった? って聞いたら
 安心しきった表情で溜め息つかれた後であーあ、微笑まれた。

 ケーキも大好き、あなたも大好き。
 角砂糖6つドボドボ入れて啜ったら
 リンクさんは目を丸くした。

「そんなに入れたら体に悪いぞ」

 守護輝士は心底幸せそうに笑った。

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